千里の道も一歩から。 美しく引き締まった身体を作るためのノウハウを始め、健康や美についてのマメ知識などを書いています。 他にも愛猫、映画、音楽など趣味の雑記もあります。
魍魎の匣
2008年01月23日 (水) | 編集 |
mouryou

戦後間もない東京で、美少女連続殺人事件が発生。引退した元女優・陽子(黒木瞳)の娘も姿を消し、探偵の榎木津(阿部寛)が行方を追うことになる。一方、作家の関口(椎名桔平)と記者の敦子(田中麗奈)は、不幸をハコに閉じ込める教団に遭遇。榎木津、関口、敦子らはそれぞれの謎を胸に、京極堂(堤真一)の元へ集まってくる。(シネマトゥデイ)

前作「姑獲鳥の夏」も観たから、という理由で観た。もちろん、レディースディだ。
原作本の厚さは「弁当箱、武士の枕」とも云われるほどで、この「みっしり」とした内容をたかだか2時間強でどうやってまとめるんだろう。
ハッキリ云って、不可能なんじゃ? と思っていたら・・・。
そうか、そうきたか。
原作の面白さをこれでもか、というぐらいに削ぎ落とせば可能だったのか〜。

各登場人物の印象的なパーツだけを拾い上げたことによって、原作では一本に繋がっていた物語がバラバラに分断されてしまっている。
よって、各登場人物たちのセリフも上滑りしている。

これじゃ、原作を未読の人は何が何だか判らないんじゃ・・・。

おまけに、原作の登場人物の基本(キャラクター)設定を壊し過ぎてはいないか?
原作とは別物、と割り切っても酷すぎる。
関口巽役の椎名桔平、木場修太郎役の宮迫博之、中善寺敦子役の田中麗奈は動かし方というか、演出が酷くて映画の雰囲気を壊してしまっている。
あと、久保竣公と美馬作博士に至っては、壊して置き換えた設定が、新鮮味も面白味もないステレオタイプ(久保=異常殺人者、美馬作博士=マッド・マッドサイエンティスト)じゃ、どうしようもない。
何かねぇ、他の登場人物もなーんかみな「濃い」。
原作では純日本食(白米、味噌汁、焼き魚、香の物など)をさらっと食べていそうなのに、映画だとイタメシかフレンチをがっつり食べていそうというか(w

まぁ、この映画は、原作のファンなら70%はガッカリすること間違いなし。
結論として、京極夏彦の小説は映画化してはいけない。

っていうか。
無理なら断れ、原田眞人氏。

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